根津美術館 燕子花図と夏秋渓流図

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<期間>  2017年5月14日まで

<エリア> 東京都 原宿 表参道
<施設名> 根津美術館
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<感想>

約2カ月ぶりに、根津美術館に行きました。

年に一度、根津美術館が所蔵する国宝、尾形光琳「燕子花図」が公開されるということで、昨年に続いて二度目の鑑賞です。

今年の展示の特徴は、琳派の後継者でもある鈴木其一「夏秋渓流図」と並んで展示されているということ。

カキツバタの花が並ぶシンプルな構図の光琳の作品と、木立の中を水が流れ、百合と紅葉が色をそえる其一の作品。

雰囲気は違いますが、横長画面を利用した躍動する波のような構図、そして金・緑・群青の鮮やかな色づかいといったあたりに、共通したものも感じました。

其一の作品では、百合や樹の幹がリアルに描かれている一方で、笹の葉や水の流れはデザインのような描かれ方。
両者を組み合わせる日本画独特の表現技術に、ずいぶん長い時間、見とれてしまいました。

光琳と其一の作品をキーパーツとして、酒井抱一、谷文晁、歌川広重などの作品も展示されていて、見どころの多い展示でした。

1階展示室3の仏教美術、2階展示室5「行楽を楽しむ器」展示ともども、東洋美術のすばらしさを、どっぷり味わわせていただきました。

鑑賞後のお楽しみは、庭園散策。

天気が良かったので、新緑がまぶしく感じられました。
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「燕子花図」にちなんで植えられているカキツバタはまだ開花前でしたが、躑躅が色鮮やかに咲いていました。


今回のお土産ポストカードは、鈴木其一「夏秋渓流図」。
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左隻右隻とも横長大判を購入しました。
このポストカードを飾るだけで、部屋が豪華になったような気分になれそうです。

「燕子花図と夏秋渓流図」は、2017年5月14日まで予定されています。
 
 

横浜美術館 コレクション展

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<期間>  2017年6月25日まで

<エリア> 神奈川県 横浜みなとみらい
<施設名> 横浜美術館
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<感想>

横浜美術館のコレクション展(常設展)を鑑賞しました。

今回の展示テーマは「自然を映す」。

横浜美術館所蔵作品の中から、風景や動植物など、自然をテーマにした絵画が集められ、展示されています。

展示期間が春から初夏にかけてということもあるのでしょうか、華やかな印象の展示になっているなあと、感じました。

そして横浜やその周辺地域を題材にした作品が多いのも、こちらの美術館の特徴ですね。

いつもそうなのですが、今回も特に時間をかけて鑑賞したのが、展示室3の日本画の展示。

安田靫彦、東山魁夷、速水御舟などなど、名前を挙げだしたらきりがないほどの、日本画の大家たち。
それぞれの作品一点一点とじっくり、向き合わせていただきました。

このように並べられていると、それぞれの画家によって、質感の表現や色づかいがずいぶんと違うことがわかりますね。

今回のお土産ポストカードは、その日本画展示の中から小茂田青樹「ポンポンダリヤ」。

花がふわっと浮かび上がるような表現が、印象に残りました。
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「横浜美術館コレクション展 自然を映す」は、2017年6月25日まで予定されています。

企画展は2017年4月15日から「ファッションとアート 麗しき東西交流」展が予定されています。

東京国立近代美術館 茶碗の中の宇宙

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<期間>  2017年5月21日まで

<エリア> 東京都 竹橋
<施設名> 東京国立近代美術館
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<感想>

約2カ月ぶりに、東京竹橋の東京国立近代美術館に行きました。
この美術館で企画展を鑑賞するのは、「安田靫彦展」以来、約1年ぶり。

今回の企画展は、「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」。

約450年前に、初代長次郎によって生み出された樂茶碗。
その技術と芸術は、「一子相伝」の形で、当代の15代吉左衛門まで、綿々と受け継がれています。

その初代長次郎から当代吉左衛門の15人全員、さらに樂家と関係の深い田中宗慶、本阿弥光悦の作品も加わり、樂茶碗の名品がずらりと、展示されています。

初代長次郎の作品は、千利休も愛用したとのこと。
その長次郎から時代を追って作品が並べられているのですが、初期のシンプルな造形から、形を崩す、表面を削る、色彩を鮮やかにする等々、それぞれの代で変化が加えられていることがわかります。

良いものを受け継ぐだけでなく、創意工夫を重ねてきたということが、450年もの長きにわたって芸術が続いている理由なのかなと、感じました。

1階で企画展を鑑賞した後は、常設展を鑑賞。

川合玉堂「行く春」(重要文化財)など、春らしい展示をじっくり楽しみました。

3階の写真室では、以前から興味のあった植田正治「砂丘劇場」も、鑑賞することができました。

外は雨が降り続く天気でしたが、桜は満開。
イサム・ノグチ「門」とあわせて、撮ってみました。
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今回のお土産ポストカードは、三代道入「黒樂茶碗 銘 青山」(重要文化財)。
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「茶碗の中の宇宙」展は、2017年5月21日まで予定されています。