奈良国立博物館 名品展「珠玉の仏たち」

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<期間>  2017年9月10日まで

<エリア> 奈良県 奈良
<施設名> 奈良国立博物館
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<感想>

奈良を訪れる機会があったので、奈良国立博物館に行きました。

1895年の開館ということで、東京に次いで2番目に古い国立博物館だそうです(京都は1897年開館)。

常設展は、なら仏像館で行われている名品展「珠玉の仏たち」。

冒頭に写真を掲載している”なら仏像館”は、創建当時の建物。
19世紀の貴重な洋風建築として、重要文化財に指定されているそうです。

館名の通り、展示作品はすべて仏像。

広い第6室を中心に、回廊のように、まわりを展示室が囲んでいます。

1点の国宝と46点の重要文化財という、国立博物館ならではの豪華なラインナップ。

特に、奈良県以外では見ることが難しい、奈良時代より前の時代の仏像が、印象に残りました。

展示会ポスターにもなっている「誕生釈迦仏立像」(飛鳥時代)は、手のひらに乗りそうな小さなサイズ。
後世の仏像と比べると素朴な造りなのですが、仏像とは思えないかわいらしい表情と形に、しばし見入ってしまいました。


この博物館がある場所は、元は興福寺の境内だったそうです。

奈良公園のエリアと区切りが無いので、博物館の敷地にも、鹿がたくさんいます。

日本の国立博物館で大型野生哺乳類とふれあうことができるのは、こちら奈良国立博物館だけですね。

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ひょっとしたら、世界の中でも貴重な場所なのかもしれません。

これで、日本国内にある4つの国立博物館すべてを、鑑賞しました。

東京国立博物館
京都国立博物館
九州国立博物館

どの博物館も収蔵作品数が多く、まだ鑑賞していない展示館もそれぞれにあります。
今後も機会を作って、鑑賞していきたいと思います。

東京国立博物館 「タイ~仏の国の輝き~」

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<期間>  2017年8月27日まで

<エリア> 東京都 上野
<施設名> 東京国立博物館
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<感想>

「タイ ~仏の国の輝き~」を、東京国立博物館で鑑賞しました。

”トーハク”には7月にも行きました
これまで、本館の常設展(日本美術)ばかり見ていたので、特別展が行われる平成館に入るのは、今回がはじめてです。

1999年に開館した新しい建物なのですが、館内は想像以上に重厚な雰囲気。

平成版のシャンデリアが、出迎えてくれます。
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特別展は2階展示室での開催。

「日タイ修好130周年記念特別展」と銘打たれており、タイ国外では最大規模の特集展示なのだそうです。

展示は5つのテーマに分かれています。

第1章 タイ前夜 古代の仏教世界
第2章 スコータイ 幸福の生まれ出づる国
第3章 アユタヤー 輝ける交易の都
第4章 シャム 日本人の見た南方の夢
第5章 ラタナコーシン インドラ神の宝蔵

タイの歴史を巡る形で、仏教美術が展示されています。

最初にタイの年表が掲示されているのですが、王朝がなんどか交替し、また時代によって中心となる都市、エリアも変わってきているということが理解できました。

時代による加工技術の発達はあると思いますが、それ以上に、仏像の顔立ちや様式が、時代によってずいぶんと違うのだなあと、感じました。

タイには以前、複数回訪れる機会があり、バンコクそしてアユタヤの寺院を拝観したことがありました。
「黄金に輝く」というイメージがあったのですが、14世紀のスコータイ王朝以降の伝統だということが、展示を見てわかりました。

冒頭の写真は、14世紀にスコータイでつくられ、現在はバンコクのワット・スタットに安置されている、シーサーカヤームニー仏。
写真がスクリーンに印刷されていて、このエリアだけ、撮影OKになっています。

そして後半の2章は、日本との関係が学べる展示になっています。
戦国末期から江戸初期にかけて、多くの日本人が、タイの地を踏んでいたのですね。
日本刀をまねた刀剣が製作されていたと知って、驚きました。


年代を通じてタイの仏像の特徴だなあと感じたのが、造形のまろやかさ。

丸い輪郭の顔、そして口角を上げた”ほほえみ”の表情に、心が和らぎました。

今回のお土産ポストカードは、タイ仏像の特徴を特に感じた、「仏陀遊行像」(14-15世紀スコータイ時代)。
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タイにはしばらく行っていないのですが、「また行きたいな」と感じさせてくれた展示でした。

「タイ~仏の国の輝き~」展は、2017年8月27日まで予定されています。

東京都美術館 ボストン美術館の至宝展

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<期間>  2017年10月9日まで

<エリア> 東京都 上野
<施設名> 東京都美術館
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<感想>

「ボストン美術館至宝展 -東西の名品、珠玉のコレクション」を鑑賞しに、東京都美術館に行きました。

アメリカの美術館の中でも有数の規模を誇る、ボストン美術館の所蔵作品の展示会ということで、ゴールデンウィーク以来の東京都美術館鑑賞です。

ポスターになっているのは、フィンセント・ファン・ゴッホの「ルーラン夫妻」。
なので西洋絵画中心の展示会なのかと思っていました。

しかし展示は、以下の7つのテーマに渡っています。
 1.古代エジプト美術
 2.中国美術
 3.日本美術
 4.フランス絵画
 5.アメリカ絵画
 6.版画・写真
 7.現代美術

さすが所蔵作品が50万点を超える美術館、幅広いラインナップですね。

特に日本美術については、岡倉天心が作品収集に関わっていたということもあり、喜多川歌麿の直筆や与謝蕪村の屏風、英一蝶の巨大な掛軸など、興味深く鑑賞させていただきました。

フランス絵画コーナーは、ゴッホの他にも日本人鑑賞者に馴染みのあるミレー、モネなどの作品が複数展示されていて、賑わっていました。

そして自分自身、これまで触れる機会が少なかったなと感じたのが、アメリカ絵画。
「自国の美術を大切にしよう」という収集家たちの熱意を、感じました。


お土産ポストカードは選択に悩みましたが、入館早々目を奪われた、この作品を選んでみました。

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紀元前2400年代に作成されたという、「メンカウラー王頭部」。
3500年前にすでに、これだけリアルで繊細な造形技術があったのですね。
「ギザの三大ピラミッド」の王の姿がリアルに残っていることに、驚きました。

 
見どころ満載の、「ボストン美術館の至宝展」。

展示は2017年10月9日までが予定されています。