出光美術館 水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟

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<期間>  2017年7月17日まで(前期~6月25日、後期6月27日)

<エリア> 東京都 東京・有楽町
<施設名> 出光美術館(東京・丸の内)
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<感想>

約5カ月ぶりに、出光美術館に鑑賞しに行きました。

展示会名は「水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟」。

室町時代に活躍した雪舟、そして安土桃山から江戸時代にかけて活躍した長谷川等伯を中心に、水墨画の作品を集めた展示会。

遣明船に乗り、明に学びに行った雪舟が、彼の地でどのような絵画に影響を受けたのか。
”雪舟五代”を称し雪舟の作品に影響を受けた長谷川等伯が、日本の絵画をどのように発展させ、それはどのように後世に引き継がれたのか。

時代の流れを追って展示されているので、日本独自の水墨画が確立されていく過程を、学べるような展示になっています。

テーマが「風」となっているように、日本の絵画というのが、目の前に広がる風景をそのまま写し取るだけでなく、風や雨・霧といった、一定の形を持たないその場の雰囲気というものをいかに表現するか、という切り口で発展してきたのだと、展示を見て理解しました。

雪舟の作品をじっくり鑑賞したのは、今回が初めてだと思います。
写実と抽象表現の双方に秀でた絵描きだったのだなあと、感じました。

そして長谷川等伯の六曲一双の作品「竹鶴図屏風」。
幅広の画面を活用し、鑑賞者の想像力を引き出すような構図に、惹き込まれました。

この日の東京は、強い雨が降るあいにくのお天気。

しかし水墨画を鑑賞した後、出光美術館から見る皇居の光景は、雨に煙り幻想的に見えました。
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お土産ポストカードは、雪舟「破墨山水図」。
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「水墨の風 ―長谷川等伯と雪舟」は2017年7月17日までの展示が予定されています。
 
 

京都国立博物館 名品ギャラリー

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<期間>  2017年7月17日まで、他

<エリア> 京都府 京都 七条
<施設名> 京都国立博物館
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<感想>

京都を訪れる機会があったので、京都国立博物館を鑑賞しました。

東京国立博物館九州国立博物館に続いて3か所目の、国立博物館の鑑賞です。

冒頭の写真は噴水越しに撮影した、明治古都館(本館)。
建物自体が、重要文化財なのですね。

残念ながら、本館は休館中。
平成知新館も3階は閉館ということで、平成知新館1階2階の名品ギャラリーを鑑賞しました。

中世以降の絵画、仏像、刀剣、道具類など、部屋ごとにテーマを変えたバラエティー溢れる展示。

さすがは国立博物館、国宝の展示もありました。

<仏像>
・「大日如来坐像」(大阪・金剛寺)
・「不動明王坐像 行快作」(大阪・金剛寺)

<化粧道具>
・「松椿蒔絵手箱 阿須賀神社古神宝」
・「松椿蒔絵櫛箱・蒔絵櫛 阿須賀神社古神宝」


やはり京都は、仏像の展示が充実していますね。

そして展示数はそれほど多くはありませんでしたが、絵画にも目を奪われました。

特に印象に残ったのは、狩野元信による霊雲院の障壁画3点(いずれも重文)。

幅広の画面を活かした、奥行きを感じる壮大な構図、そして霞の表現に、しばし見とれました。


京都国立博物館は、道路を挟んで三十三間堂、バス停2つで清水寺というロケーション。

観光のあいまに立ち寄る、という鑑賞方法もありそうですね。

名品ギャラリーの展示期間は、展示室によって異なるようです(最短で2017年7月17日まで)。
 
本館で展示会が開催されている期間に、また訪れたいと思います。

東京国立博物館 尾形光琳筆「風神雷神図屏風」

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<期間>  2017年7月2日まで

<エリア> 東京都 上野
<施設名> 東京国立博物館
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<感想>

約5カ月ぶりに、東京国立博物館に行きました。

今回の目的は、こちらの作品です。
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尾形光琳筆「風神雷神図屏風」。

まずこの作品を鑑賞したいと思い、本館2階7室に向かいました。

二曲一双の右隻に風神、左隻に雷神という、有名な構図。

実際に目にすると、写実的というよりもデザイン化された作品なのだなあと感じました。
表情には厳しさよりも、親しみやすさやユーモアを感じました。

二神は太い輪郭線で描かれ、髪の毛も太く逆立てられているので、力強さや躍動感を感じます。

本作は国宝に指定されている、俵屋宗達の作品を写しとった作品。
しかし全体のフレーミングを広くとったり、風神雷神の目の高さをあわせたりと、尾形光琳独自の部分もあるようです。

模写が重要文化財に指定されているというのも、すごいことですね。
俵屋宗達の作品も、チャンスがあれば鑑賞したいと思います。


「風神雷神図屏風」と向き合った後は、あらためて、本館2階の「日本美術の流れ」を鑑賞。
さらに、本館1階のジャンル別展示も、今回はじめて鑑賞しました。

刀剣を展示しているエリアで、比較的若い世代の女性たちが熱心に、作品を撮影している姿が印象的でした。
福岡市博物館を鑑賞した際にも書きましたが、歴史好きの女性が増えているようですね。


今回も、重要文化財を含む膨大な展示に、圧倒されました。
なお本館展示室内は、禁止表示のある作品以外は、撮影OKになっています。


本館1階はテラスに出られるようになっているのですね。

味わいのある庭園を眺められるのも、東京国立博物館の魅力のひとつ。
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今回のお土産ポストカードは、「風神雷神図屏風」。
身近に飾っておけば、パワーを分けてもらえそうです。

尾形光琳筆「風神雷神図屏風」の展示は、2017年7月2日までが予定されています。